那覇から、安座真へ
斎場御嶽と久高島のあいだに位置する集落、安座真。ここが好きになって引っ越しを決めました。自治会に入り、地域の行事にも積極的に参加しながら、少しずつこの土地に馴染んでいきます。
地域の人が、よく口にしていたこと
交流を重ねるうちに、繰り返し耳にする声がありました。買い物が不便なこと。みんなで集まっておしゃべりできる場所がないこと。ならば、買い物ができて、椅子と机を並べて人が集まれる場所をつくろう——共同売店を開く決意をします。
散歩の帰り道に、決まった
とはいえ、店を構える場所も資金もありません。散歩のたびに安座真の拝所「マルチャ石」へ立ち寄り、良い場所が見つかりますようにと祈っていました。ある日その帰り道、地域の方から「この土地を使ったらいい」と声をかけていただき、店の場所が決まりました。
みんなの応援で、開店
資金はクラウドファンディングに挑戦。地域の人たちをはじめ、多くの応援に支えられて「あざま共同売店」が誕生しました。3坪ほどのコンテナを改装した、小さな店です。
移転の危機と、ファンクラブ
最初の場所からの移転を余儀なくされます。このとき全面的に支えたのが「あざま共同売店ファンクラブ」の仲間たち。移転資金のクラウドファンディング、再出発の準備、設備の設置まで、みんなで力を合わせて現在の場所に店を移しました。
全国ネットで、紹介される
RBC琉球放送が制作したドキュメンタリー『共同売店のうた』(第33回JNN企画大賞)で当店が取り上げられ、TBS系列全国28局で放送されました。Kiroroの玉城千春さんが店を訪れ、常連さんたちとの日常が全国に届きました。
安座真に、骨を埋める気持ちで
よその土地から来た自分がどう受け入れられるか、最初は不安もありました。けれど地域の人たちが教えてくれ、助けてくれた。だから恩返しがしたい——その気持ちで、今日も朝6時半に店を開けています。
